《Ｊ ～ジェイ～》 スパークリング “キュヴェ20 ブリュット” ロシアン・リヴァー・ヴァレー
ジェイの作中にあって最も広く親しまれ続ける一品に似つかわしい傑出のクオリティ

【味わい】もとより安定したクオリティを維持するキュヴェ20。複数のヴィンテージを用いることでそれを実現させているが、近年はソノマの中でも更なる冷涼エリアのシャルドネを増すことでキレに磨きをかけ、ピノノワールからの奥深さを引き立たせつつエレガントな酒質を向上させている。アーモンドのほのかな香りにリンゴ、ドライベリー、生姜のアロマを持ち、口中ではふんわりとした柔らかな泡立ちにレモン風味パイのニュアンスを感じさせる。
ワイナリー創業20周年記念として生み出されたことが命名由来。
カニ・エビ等の甲殻類やハーブチキンに併せて「◎」

【品種構成】シャルドネ54% Chardonnay, ピノノワール43% Pinot Noir, ピノムニエ3% Pinot Meunier【ワイン造り】ステンレスタンク発酵｜瓶内熟成24ヶ月｜瓶詰後6ヶ月熟成【原産地呼称】ソノマ郡＞ロシアンリヴァー・ヴァレーAVA【タイプ】[泡] 辛口 Dry【内容量】750ml

▼ 多様なヴィンヤード構成も年毎にバラツキの少ないＪのアドバンテージ。
自社畑と契約畑を併用し、収穫年毎に異なる果実の性格を補い合います。(畑の概要は画像の下に続きます)

▼ 主なエステイト・ヴィンヤード
1) アナポリスリッジ -Annapolis Ridge Vineyard-：世界最高峰ピノを産出する“TRUE SONOMA COAST”こと「真のソノマ ・コースト」三大エリアの一画、アナポリス地区に所在。(他はフォートロス・シービュー｜オクシデンタル) ロケーションは太平洋岸に連なる険しい海岸山脈の中腹。石質を多く含有する山岳地帯の土壌、霧の影響を滅する高い海抜、アラスカから南下する寒流の作用も相まって、熟度・酸度・風味の釣り合いに長けた果実を生み出す。
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2) ボウ・タイ -Bow Tie Vineyard-：「ロシアン・リヴァー・ヴァレー(RRV)」の名が世界に知れ渡った際のまさしく中心地、ウエストサイド・ロードとロシアンリヴァーに挟まれた川沿いに位置する畑。南隣は1976年パリ事件(ジャッジメントオブパリ)白部門の覇者、シャトー・モンテレーナが用いたバチガルピがあり、その向こう2つ先にランドマーク⇒ロキオリのホームブロックへと続く。栽培品種はピノノワールとシャルドネ。蝶タイ様な形状が畑名の由来。
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3) フォギーベンド -Foggy Bend Vineyard-：RRVの象徴生産者、ロキオリからウェストサイド・ロードを太平洋方面に下り、ロキオリの単一区画銘柄に名を冠す「アレン」⇒「フラクス」(ウィリアムズ・セリエムとメリー・エドワーズ御用達)⇒レイミーが取得したエステイトヴィンヤードと続くその先に所在。河口からの近さに応じた霧の深さとZamoraと称す多様な砂利の沖積土壌から、当地に特徴的な深みあるピノノワールとシャルドネを生み出す。
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4) クーパー -Cooper Vineyard-：ジェイのホームヴィンヤードと言うべき畑。同じRRVの川沿いにあっても、ウエストサイドロードに面する2)のボウ・タイに対を成し、こちらは川の東側を通るイーストサイド・ロード沿い。ドライクリーク・ヴァレーAVAに程近く、チョークヒルAVAの境界線にも重なる位置関係、RRVの中で最も温暖なエリアに属す。その環境特性から専らピノ・グリを栽培。温かみのある南国果実とシトラスの鮮やかな風味を宿す。
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5) イーストサイド・ノール -Eastside Knoll Vineyard-：クーパーと同じくRRVはイーストサイド・ロード沿いにある最も古いエステイトヴィンヤード。クローン選抜を経たピノノワールが栽培される。川岸から離れるに従い伸びる丘の斜面(Bench)から、良く熟れた赤系のベリー類、しっかりとした口当たりにスパイス感を伴う果実を生み出す。
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6) キャンフィールド -Canfield Vineyard-：RRVにソノマコーストのいずれも名乗れる重複エリアにあって、やがては独立したサブアペラシオン(AVA)と目される“セバストポル・ヒルズ”にも属す。大小の丘がうねるロケーションにあり、RRVの中央部に特色付けられる尾根の切れ目、ペタルマ・ウィンド・ギャップを介し太平洋の冷気が流れ込む。上記ミドルリーチエリアの4)と5)よりも相当涼しさは増し、凛とした酸をまとうエレガンスな酒質を生む。