電菱 独立型システム用ディープサイクルバッテリ 【PVX-340T】 SunXtender ＜PVXシリーズ＞

電菱の独立型システム用ディープサイクルバッテリSunXtender＜PVXシリーズ＞は、自己放電率が非常に小さく、25℃で１ヶ月当たり約１％！
また、仕様温度範囲が広い(-40℃～72℃)ので、寒冷地にも対応します。

さらに！ 液漏れしないので置き方を選ばずに設置が可能。
強固な本体カバー、強化された電槽などにより、温度・圧力変化や振動などの衝撃に耐え抜くことができるので、安心してお使いいただけます。

SunXtender＜PVXシリーズ＞　特長

• 25℃で一ヶ月当たり約1%の非常に小さい自己放電率
• -40℃～72℃の広い仕様温度範囲で寒冷地にも対応
• UL規格認定取得済み！／UL準拠(UL924/1989)
• 液漏れが無く置き方を選ばない
• 深放電でも長寿命

深放電でも長寿命

上のグラフは、100%放電をセル電圧1.75V(12Vバッテリで10.5V)とし、周囲温度25℃でのテスト結果です。
深放電を繰り返しても長寿命なので、太陽電池等による独立型エネルギー供給システムに最適！

SunXtender ＜PVXシリーズ＞　構造

1. ハンドル：
   持ち運びしやすい取手付き。
2. 密閉・圧力安全弁：
   液漏れしないので置き方選ばずに設置できます。メンテナンスフリーで補水の必要はありません。
3. 本体カバー：
   本体カバーは、はめ込み式の上、エポキシシールされていて強固です。 広い温度範囲下や圧力変化・振動下でもはずれません。
4. セルの接続：
   セル間接続導体は強固に溶接されていて、低抵抗の接続がなされています。
5. 厚い極板と高密度酸化ペースト材：
   高サイクル数で長寿命を保証します。
6. ガラスマット(AGM)セパレータ：
   電解液の保持に優れた特性を持つ、特別仕様のガラスマット(AGM)です。
7. ポリエチレン・エンベロープ：
   振動や衝撃・ひび割れによる内部ショートを防ぎます。
8. 強化されたコポリマー・ポリプロピレン電槽：
   衝撃に強く、過充電や過酷な温度下での澎張を防ぎます。
9. 銅合金端子：
   銅線から銅端子で低抵抗接続ができます。 環境に優しく、耐腐食性なので、安全にお使い頂けます。

【PVX-340T】 外形寸法

AGMバッテリー内部の働き

サンエクステンダーAGMタイプのバッテリーは、吸収性に優れた電解液と繰り返し結合するガスで構成されています。
セルごとに安全弁で制御されており、液漏れを起こさない密閉型構造になっています。
電極板は微細繊維からなるガラスマットに覆われていて、このガラスマットがAGMバッテリーの最も特徴的な部分になっています。これは、長さと太さが違うガラス繊維を組み合わせて作られていて、電解質の保持には非常に良いものとなっています。

電解質は、流体とガラス繊維間の毛細管現象によって吸収保持されます。
このため電解質はバッテリー寿命の間は液体の性質を保てます。ガラスマットは90%以上が電解質に浸されています。

バッテリー内部は全て電解質で満たされているのでなく、一部ガスが入っています。この部分は充電中に酸素が陽極板から陰極板に移動する経路となっていて、ここで新たにガスが発生する仕組みになっています。
このとき、酸素は原子の状態にあるため、非常に反応しやすいので、急速かつ安全に結合できます。
この繰り返し起こるガスの再結合を利用することで、電解質を保持し、補水する必要のないメンテナンスフリーのバッテリーを実現しています。

性能グラフ

SunXtender ＜PVXシリーズ＞ 接続例

独立型太陽光発電システム、非常用バックアップシステム、モバイル電源システムなど、様々なシーンで活躍します。

電菱 独立型システム用ディープサイクルバッテリ SunXtender ＜PVXシリーズ＞ 仕様表

型式	電圧	寸法			重量 kg	定格容量(Ah)
		長さ mm	幅 mm	総高 mm		4時間容量	24 時間 容量	120 時間 容量
PVX-340T	12	196	132	175	11.4	28	34	38
PVX-420T	12	196	132	204	13.6	34	42	45
PVX-690T	12	260	168	227	23.2	55	69	79
PVX-840T	12	260	168	227	25.9	68	84	97
PVX-1080T	12	328	172	228	29.5	88	108	126
PVX-2120L	12	527	221	248	57.6	176	212	253
PVX-2580L	12	527	277	248	72.1	214	258	305

注意：仕様及び外観は、改良のため予告無く変更することがあります。