コンパクトな直置タイプの金仏壇に伝統的な彫刻の代わりに、シンプルな彫りに変更し、お仏壇内部に繊細な蒔絵を取り入れ、天井にLEDライトを取り付けることで、今までにない仕様に仕上げました。お手入れがしやすい凛としたオリジナルの金仏壇に仕上がりました。当社の人気商品です。

漆塗調(カシュー)と引出し付
金仏壇には、天然に生息している漆木の樹液を精製し出来る本漆を以前は表面仕上げの塗料として使用していましたが、本漆は取扱いが難しい事や高額という事などで、現代では漆の特性に近い、カシューナットの木から採取するカシューという科学塗料が一般的に利用されるようになりました。取扱いがし易く、見た目で漆と見分けがつきません。当仏壇の下台に便利な2杯引出しとその下には引戸もあり、小物類の収納が可能です。

輝きのある金箔仕上と障子付
金仏壇の黄金色に輝く部分には、純金箔を押しています。下地にはカシュー塗りを数回、研磨、塗装を繰り返し、最終仕上げとして、純金箔を職人の手作業にて押しています。金箔は厚さ0.0001mmに延ばされ、極薄な材料の為、熟練した職人でなければ金箔を押す(貼る)事ができず、取扱いが難しい材料です。近年は金の価格が高騰し、非常に価値の高い自然界に存在する物質で、金仏壇は高価になりつつあります。金仏壇には大戸と障子の2重構造となっており、障子はの内側(お仏壇側)をお内陣(浄土の世界)外側を外陣(現世)を意味し、ご本尊様からは障子の紗を通して現世を見守られています。

繊細なランマ彫刻とおしゃれな蒔絵描き
お仏壇の重要なポイントであるランマは今までにない半円形にし、格子の上に繊細な花鳥の彫刻を取付け、手作業に色付けされた淡彩色が施されており、センスのいい仕上りです。お仏壇に部には熟練した職人による、凛としたデザインの手書き蒔絵が施され、お仏壇内部を華やかに彩りました。さくら、もみじ、蓮水などのデザインが描かれています。

LEDライト設置
お仏壇内部の天上部分にLEDライトが設置されており、ご本尊様及びお仏壇内部を明るく照らす事で、お仏壇内部の金箔の輝きがより荘厳さを引き出します。従来は吊灯篭の灯によりお仏壇内部を照らすことが伝統仏壇では一般的でしたが、モダン仏壇の普及により、内部にLEDライトを取り付ける事を伝統金仏壇に取り入れました。スイッチはお仏壇本体の右側面にあり、付け消しがスムーズに出来ます。

宮殿　お東用は柱が黒塗り(お西用は柱が金色)
お仏壇は金、銀、瑠璃、玻璃などの七宝で荘厳され須弥山の上に宮殿があり、無数の仏や菩薩等がおられ、煩悩やけがれを離れた清浄な浄土の世界を表している事を形に表しています。お寺様の本堂内部を小型化した物が家庭にご安置するお仏壇ですのでお寺の本堂と同じような造りになっているものが正式な形となり、当お仏壇は正式な形(浄土の世界)を表現した造りの真宗お西用です。

荘厳さを引き立たせる飾金具打ち
　金仏壇内部や障子框に100枚を超す金具が小さな釘で止められています。小さな手作業となりますので、神経を使う時間のかかる工程です。飾金具は豪華さと荘厳さを現し、素材は銅と亜鉛の合金である真鍮の板に、浄土を表すデザインを打ち出し、表面に本金消しメッキ加工を施しています。近年、銅や金の価格が高騰し、高価な部品です。

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